高知トーストマスターズクラブ(TM) に入ってもうすぐ12年になる。クラブの月例会はもとより、 いくつかのレベルのコンテストや研修会にも多く参加してきた。 クアラルンプールで行われた世界大会にも行って、 生で世界一のスピーチを聞くこともできた。
でもTMの活動で特に思い出深いのは、サンフランシスコ(SF) とテキサス(TX)にあるクラブの例会に参加できたことだ。 日米草の根交流事業のアメリカ訪問に、 クラブメンバーのあっこちゃんと2010年と2012年に参加し たが、 申し込んだ時には既に向こうのTMの例会に行くつもりだった。
SFの時には事前に連絡を取ったが、返事はなかった。 急遽ついてから参加できるクラブを探してランチミーチングに押し 掛けると、向こうの参加者は3人だった。 わたしたちも即興スピーチをさせてもらった。
TXの方は、事前にメールでのやり取りのなかで、 準備スピーチとタイマーの役割をいただいた。 あっこちゃんがスピーチ、わたしはタイマーだった。 進行は高知と同じで困ることも戸惑うことも全くなかった。 例会は大盛況で会場からあふれるほどの人、人、人。机はなく、 ただ何列にも椅子を並べていた。 話を聞くとそこも通常は出席者が5・ 6人だが日本から2人来るというのでたくさん来たのだと聞いた。 あっこちゃんのスピーチは、内容はもちろん、 日本人なのに英語も素晴らしいと褒められた。
例会の終わりには思いがけなく感謝状をいただいた。そのあと、 会長さんと3人でランチをした。 彼はまだ入会してそれほど経っていなかったけれど、「 職場で昇進してスピーチの機会も増えるし、 リーダーシップも必要だから」会長に立候補したと聞いた。
さて、 今年は8年ぶりに日米草の根交流事業に参加しようと思っている。 もっと近づいたら参加クラブを探さなくては、 と2人で計画している。
(Sachi Nagano)