1/28/2020

リレーエッセイ I love toastmasters「高知トーストマスターズクラブと日米草の根交流」

高知トーストマスターズクラブ(TM)に入ってもうすぐ12年になる。クラブの月例会はもとより、いくつかのレベルのコンテストや研修会にも多く参加してきた。クアラルンプールで行われた世界大会にも行って、生で世界一のスピーチを聞くこともできた。
でもTMの活動で特に思い出深いのは、サンフランシスコ(SF)とテキサス(TX)にあるクラブの例会に参加できたことだ。日米草の根交流事業のアメリカ訪問に、クラブメンバーのあっこちゃんと2010年と2012年に参加したが、申し込んだ時には既に向こうのTMの例会に行くつもりだった。
SFの時には事前に連絡を取ったが、返事はなかった。急遽ついてから参加できるクラブを探してランチミーチングに押し掛けると、向こうの参加者は3人だった。わたしたちも即興スピーチをさせてもらった。
 
TXの方は、事前にメールでのやり取りのなかで、準備スピーチとタイマーの役割をいただいた。あっこちゃんがスピーチ、わたしはタイマーだった。進行は高知と同じで困ることも戸惑うことも全くなかった。例会は大盛況で会場からあふれるほどの人、人、人。机はなく、ただ何列にも椅子を並べていた。話を聞くとそこも通常は出席者が5・6人だが日本から2人来るというのでたくさん来たのだと聞いた。あっこちゃんのスピーチは、内容はもちろん、日本人なのに英語も素晴らしいと褒められた。
例会の終わりには思いがけなく感謝状をいただいた。そのあと、会長さんと3人でランチをした。彼はまだ入会してそれほど経っていなかったけれど、「職場で昇進してスピーチの機会も増えるし、リーダーシップも必要だから」会長に立候補したと聞いた。
さて、今年は8年ぶりに日米草の根交流事業に参加しようと思っている。もっと近づいたら参加クラブを探さなくては、と2人で計画している。
(Sachi Nagano)